三国志ジョーカー

  • 2011.01.28 Friday
  • 17:48
何か月ぶりかわからないほど久々にmixiに手を入れた。
前回確か、「公開していないメールアドレスからデフォルトでユーザー検索ができるようになった」という情報を聞いて戦慄し、管理側を罵倒しながらそこの設定を変更するためだけにログインして以来。いやあれ本当に度肝を抜かれたわー。その発想がありえんかったわー。mixiの管理側って誰ひとり疾しいことがない人間で構成されてんだろか。オタクサイトに晒されてるアドレスを悪気なく検索したら管理人の素の交友関係まで知りたくもないのに暴いちゃうとか考えたことないんだろか。なにそれこわい。(現在は改善されている模様)(当然だ)
……そんな時にもろくにいじらなかったmixiの設定に手を入れた。
アプリを片っ端から削除し(昔は何故あんなにやる時間があったのかわからない・といっても一年前ぐらいだけど)、見知らぬフレンドリーなナイスガイからのマイミク申請を片っ端から無視して無視して無視してたまに見知った相手がいて申請し返したり、記憶からかけ離れたトップページに驚きおののいて自分の馴染んだ感じに近い形にしたり、まあ色々やってようやく今このブログ(mixiと連携)を更新している。
何故か。
何故今なのか。

青木朋を布教するためですが、何か。



漢王朝末期──
時の権力者曹操は皇帝を操り、娘を立后させ、後は国内を平定するばかり。
スーツ姿の少年・司馬懿は智謀を買われ、曹操の長子曹丕の幕僚に加わる。
実は司馬懿の仕官の目的は、かつて自分を誘拐監禁した諸葛亮という男を捕らえることで……!?
(なお上記のURLから購入すると鳩野に紹介料が発生しますが、やってみたかっただけなので許してください)

◇◇◇

……そんでのっけからなんだけども、この表紙は正直今一つである。
タイトルと絵のバランスも微妙だし、構図自体ちょっとごちゃごちゃした感じになって購買意欲をそそるとは言えん。実際私も青木作品を集めながら、最新作であるこれの購入は最後の最後になったし。
だいたい中身の司馬懿はもっとかわいい。この絵じゃ睫毛が妙に増えてるけど、睫毛が多ければいいってもんじゃねえという会話を、先日絵描きの友人としたばかりだ。表紙では半目だが本編では目を丸くしてる絵の割合も高いので一気に幼く見えるんだよ!よ!
……どんな司馬懿だ。

           r'丁´ ̄ ̄ ̄ ̄`7¬‐,-、           /
        r'| |          |  |/  >、     /
        ! | |          |  |レ'´/|       |   待 て
        | | |   /\   |  |l  /⊂う    |
        | | |__∠∠ヽ_\ |  リ /  j     ヽ   あ わ て る な
        |´ ̄   O   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄`!      〉
        l'"´ ̄ ̄ヾ'"´ ̄ ̄`ヾ::幵ー{       /   こ れ は 孔 明 の 罠だ
        ⊥,,,,,_、    ___,,,,,ヾ| l::::::|      |
         lヾ´ f}`7   ヘ´fj ̄フ  | l::i'⌒i    |    そ ん な 事 は 無 理 だ
         l ,.ゝ‐イ    `‐=ニ、i | l´ ( }    ヽ
         l     {         U | l 、_ノ    ∠ヘ
        l   / ̄  ''ヽ、   | l ヽ_       \,_________
           !  ハ´ ̄ ̄ ̄`ト、  |亅〃/\
        ,人 f ´ ̄ ̄ ̄``ヾ  j ,!// {_っ )、
      // `ト、__iiiii______,レ'

(多分漫画界で一番正しいことになっている司馬懿)

しかし実質高校時代に読んだ吉川三国志が記憶の彼方に引っかかっている程度の私の三国志概念には死角しかなかった。謎の美青年に誘拐&監禁された過去のある少年(ちなみに本誌のあらすじでは「青年」表記なんだけど少年にしか見えない…)がかつての犯人を追うためにイケメンの俺様ボンボンに参謀として仕えるとか、えっなにそれ三国志サイコー。
だがこんな鳥類でも、全てが間違っていることはなんとなく知っている。
このまま突っ走った先に何が存在するのかもわかっている。
「三国志」と聞いて「スーツのショタ」が出てくる残念な自分だ。
直感した私は、せめて別方面の要素でこのイメージを薄めようと努力した。この場合大切なのは正しさではなくバランスであり、この十日ほどを三国志メディアの吸収に費やし、確立した司馬懿像はこれだ!

・三国志最後の勝利者。
・首が180度回る。
・三国一の仮病上手にして引きこもり。
・詩文の道は壊滅的。
・諸葛亮に女物の服を贈られて怒りもせずに女装する。
(五丈原で司馬懿が陣を固く守って出てこない様子を皮肉った挑発だったらしい)(ここまでかたく身を守るとは処女のようだな!的な)

……なんか「三国志ジョーカー」で今後諸葛亮が北伐中に病を得て失意の内に死ぬとかなっても、「やっぱり悪は滅びるんだ」としか思えんな。
 この話だと、単に未来に帰っただけのような気がするけど。

 以下ジョーカー諸葛亮の全体的にアチャ-な名言たち。

「不潔な野蛮人め」(劉備に)
「私がいう神というのは私自身のことです」
「たとえあなた(※司馬懿)が逃げても……私たちは再び巡りあうでしょう」
「可愛い仲達を眺めるのが日々の癒し」

「あなたは私のかわいいお人形さん」

 何この懐かしい感じ。と友人に言ったら、「セフィロスを思い出すんだろ」という言葉が返ってきた。
 ちなみに作品のキャッチフレーズは「スーツのチャイナ・ファンタジー」で、売りはやっぱり「諸葛亮が司馬懿を誘拐&監禁!?」のようです。
 (っていうかこの誘拐監禁って文字列、実はそろそろ恥ずかしくなってきた)(なんせミステリーボニータのバックナンバー集めてる間、毎号毎号目に飛び込んできたし)(集めたんだ……)

 真面目に、私のようなコアな人間が読まなくとも、話の骨子が面白いのでいい線いくのではないかと思われる。
 青木朋は以前の作品から絵面の時代考証に定評がある人のようで、冠や衣装のひとつとっても元ネタがないことはなく、見る人が見ればよくわかる……らしい。
 その漢代末期の文武百官のただなかに、一人で堂々とスーツ姿。絵面の面白さ勝ちだわこれ。
 ちなみに諸葛亮はやっぱり漢代の田舎者・劉備一派の真ん中で、一人で何故か修道服を着ている。
 でも普通こういう悪役って自分が味方につける相手には甘言を弄してうまく取り入るもんじゃないのか。全く人間関係がこなせてないせいで、曹操陣営での司馬懿より怪しまれてるけど。

 一巻しか出ていないので謎は多く、諸葛亮が司馬懿に執着する理由も謎なら曹操を倒したい理由も謎で、というか未来から来たと明示されているのに史実を微妙に知らなそうなのも謎で、今後正統派「三国志演義」の物語と絡み合ったおいしい味つけを期待したいところだが、
 私が今一番気になってることは作中での司馬懿の実年齢なんですよ奥さん。
 史実では179年生まれなんだけどそれだと208年時点で満29歳なんだけど、あんな29歳ってどうなの……。つか史実だと子桓より8歳年上なんだけどどうなの……。
 いやそれならそれでいい、29でアレなら50になってもアレで許されるし。(そんなことはないとか言ってはいけない)
 でも節姫の立后も作劇上の都合で前倒しになってるしなーーー。
 でもうっかり現在が16とかいう展開になっちゃうとこの先話も長いしなーーーー。
 まあそこまで話が続く保証もどこにもないんですけど。
 個人的には「諸葛亮に最初に拉致られて全裸で手術されてた時に、仙人骨移植されてた」説を推奨する。

 それにしても秋田書店作品って、私時々凄いマイナーな作品に嵌って一人で必死になって布教してる人を見かけるんだけども、そういう戦略なんだろうか。「滅多に人が通りかからない道に物凄い狭いけど物凄い深い穴を掘ってひたすら誰かが通りかかるのを待つ」みたいな。
 それはまあ随分と徹底した戦略だな。
 こんにちはこの穴から出してください。

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